古館伊知郎

古館伊知郎のインタビュー番組が午後7時から9時まで放送された。テレビ朝日。残念ながら北朝鮮脱北者という男のインタビューは途中からしか見られなかった。しかし、この男どうも「仕込み」臭かった。調べていないから正確なことは判らないが本当にそういう境遇の人間であろうが言っていることに私は何の同意もできなかった。「北朝鮮の庶民は飢え死にしそうでどうせ死ぬなら日本やアメリカと戦争を望んでいる」という趣旨の発言をしていたがそれは必ずしも正しくはないだろう。以前北朝鮮の人間のインタビューを見たが「戦争は望んでいない」という庶民の声も多かった。今回のテレビ番組は「意図的な演出」が多分に見えけられた。今、北朝鮮がやろうとしている「俺たちは暴発するかもしれないから日本は言うことを聞け」的な意識を視聴者に不必要に見せ付ける結果となった。北朝鮮脱北者という男のリアリティの無さは北朝鮮に残してきた家族を救い出しに行くという「方法」にも見受けられた。彼は方法についてまず、中国へ行くという。その後は？の問いに彼は何ら具体的方法を述べられない。彼の方法は何もないのだ。実際問題、脱北をやるにはそれをやるブローカーが欠かせないはずで到底素人1人でできる技ではないはず。彼は自分が脱北者であることで正直に履歴書に書くと就職できないと言っていたがそれはやむをえないはず。採用する側は怪しい人間はとりたくないもの。当然だといえばそれまでだが。
今回何故彼のようなまったくもってリアリティーのない人間を出演させたのかは不明だが呆れる。

・・・・・・・・・・
今一番見たい映画
http://www.toei.co.jp/asamasansou/
・・・・・・・・・・
今日、近くのツタヤに行ったら店員が小学校時代の知り合いだった。ああいうとき人間というものは何とも気まずいものである。客と店員。昔はお互いに知っているがそれほど仲がよかったわけでもない。昔のことを話したり世間話をすることもできず。
その後他のレンタルビデオ店に行った。そこは旧作のビデオは1週間レンタルで95円なのだ。低価格に驚いた。ここの店は使えるな。しかし、品揃えが若干少ないのが難点。初回に借りたのは「八つ墓村」。正直言って期待はずれだった。今度は何を借りようかな。岩井俊二監督のを少し借りてみたい。「打ち上げ花火」は良かったから嫌いな監督ではないのだがそれ以外の作品は見ていない。