刑法第39条

2003年5月23日
「刑法第39条(心神喪失及び心神耗弱)
  1心神喪失者の行為は、罰しない。
  2心神耗弱者の行為は、その刑を軽減する。」

こんな法律は糞です。
だらだらと愚痴りたいのですが映画は言いたい事を全て言ってくれています。興味のある方は映画をご覧ください。

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今日は朝に物凄く早く目がさめたのでグリーンマイルを観ました。さすがにレンタルしてきてこれほど外ればっかりに出会うとレンタルもしたくなくなるものなのですが刑法第39条の映画を観ていい映画って意外なところにあるんだなあ〜と考えたわけです。
この映画とタイタニックどっちが観たことがあるか?と聞けば間違いなくタイタニックに軍配が上がるんだろうけれども作品の価値は見劣りしませんね。というかタイタニックは全く面白くなかった映画なので比較するのは失礼ですが。
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刑法第39条の適用を受けた人物が普通に暮らすことが私は嫌なのではありません。そういう状態になってしまうほど精神を病む人はとても不幸な人です。決して差別すべきではないと思います。しかし、そういう精神的に疾患を持った人と共存していくならそういう人にも責任を持たせるべきなのです。そう考えられない学者や議員や弁護士が嫌いなのです。
人を殺しておいて殺人者の人権を守るなんておかしな世の中ですな。
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今日の夕刊に面白い記事が。
1番泣けた映画のランキング。
1位、ほたるの墓
2位、グリーンマイル
3位、タイタニック
4位、アルマゲドン
5位、ライフ・イズ・ビュティフル

これを見て「グリーンマイル」があったのには吃驚しました。そうかな〜あ・・・。という感じです。だって、監督が「感動させる」のを狙いすぎですよ。「ショーシャンクの空に」をちょっといじって「もっと、もっと、感動的にしてやる」という魂胆が見え見えでしたし、脚本もしっかりしていませんでした。あんなので感動していてはいけないと思うのですが・・。まあ、パールハーバーが入っていなくて安心はしました。

「ほたるの墓」は同意できますね。でもあれを書いた人が野坂氏だとは今でも信じられません。テレビでの彼を見ていると・・。

タイタニックっていうのは恋愛映画の脚本としては一番狙いやすいところを書いた感じですね。恋愛映画には障害をとにかく付けて、2人は離れ離れ、再会、死別。
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17歳のバタフライナイフという本をそろそろ返却するので興味深い記述とそれに対する考えを少しばかり。
サカキバラ事件について宮崎学氏の見解
「加害者家族は子供と親との接点はあったが、希薄な関係でしかなかった。一番の原因はそこだろう。」
とあるが確かにそうだと思う。ただ、少年が猫を殺して自分の家の台所の下に置いておいて、それを見つけた母親が少年の行為だと見抜けなかった、というのや、被害者少年の頭を家まで持ち帰って風呂場で洗ったりしたのに、そういうことをまったく母親が知らない、気づかない、というのは私自身いまだに納得いかない。母親は少年の部屋にも出入りしているし、そういうことを考えると母親は黙認していたのではないかと思えて仕方がない。要するに、殺害という行為をする一歩手前までは母親は黙認していたんじゃないのか、と私は思う。

宮崎氏
「「自分の子供がわからない」といっている親にまず、「動物的であれ」といいたい。」

この部分だけでは意味が分りませんが彼が言いたい事は親子関係というのはベースは動物的な愛情である。ところが、親子であっても子供は個人として独立しているという建前があって動物的な愛情が狭められている。ということです。簡単にいうと、動物は命がけで子供を守る、そこには互いに干渉しないという無責任な態度はない。ということであり、愛情とはやはりある程度互いに迷惑をかけて干渉しあっていかねばならない、ということだそうです。確かに正論ではありますが今の子供はやはり干渉されるのは嫌がりますよね。難しいところです。

宮崎氏
「「ゲームの始まりです」とあるが彼の中では終始ゲームだった。」

そうなのかもしれません。

別所氏
「日ごろ殴り合いの喧嘩などをしていれば痛みがわかるから残酷さが体感できるが、平和な環境の中でゲームや何等かな形で残虐性を育ててしまうとそのイメージだけが先鋭化してくる」

ここは大事かもしれませんね。多くの人はすぐにゲームが悪い、過激な映像が悪い、とそこだけを取り上げますが人を傷つける痛み、傷つけられる痛み、をリアルに実際に体感していないからそちらのほうが問題なんですよね。普通の子供なら痛みなんて分かるからそれほど過激な映像は問題はないのですが。ただし、一部の痛みのわからない人間が出てくるのとは別にしないといけない気はします。そういう人間は特殊な例でしょう。

少年法問題
「子供は特別な領域でこれは知らなくていいと除外されてきた。でも、マニュアルで押さえ込むのは無理。精神的にませた子供はむしろ大人の世界に参加させて責任を持たせるべき」

確かにそう思います。少年法は今本を読んでいますので数日後に。
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レオンと朝まで生テレビをビデオ録画。いつ見るかは分かりませんが。そういえばこの前録画した朝まで生テレビ、まだ見ていない。小林よりのり氏がまた出ます。あの人おぼっちゃま君とかいう漫画を描いていたのにいつの間にかキャラクターが変わってしまった。

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