岩井俊二

2003年7月26日
のネットシネマがちょこっと更新されました。
http://www.breaktown.com/cinema/index.html
まあ、中学生、高校生の女の子向けって感じですが。
・・・・・・
白血病患者になってしまった医師のサイトです。
http://anes.med.hokudai.ac.jp/takuji/default.html
いろいろと考えさせられます
・・・・・・
ちょっと「ショーシャンクの空に」ファンからレビューの方に苦情がきていたのですが、説明します。(レビューとこの日記を両方読んでいる人が少しはいたんですね。嬉しい様な・・)「ショーシャンクの空に」はいい映画です。それは僕もそう思います。しかし、完璧な映画なんてありません。もちろんご都合主義があります。たとえば穴を掘るのが事実上不可能だろう、と思えること。他に欠点としては冤罪になった過程が描かれていないこと。(冤罪はアメリカではありがちなのかも知れませんが世界に配信されることを考えると台詞の中に「アメリカは裁判が短いなど、もろもろの理由で冤罪が多いからな」という台詞を挿入することが必要だと思うこと)
それらを総合的に考えて「ショーシャンクの空に」はいい映画だが日本の評価は高すぎる、と言ったまでです。いい映画だが、評価が高すぎる。これにつきます。映画は(その他もそうですが)みんなにいい映画だ、いいものだ、と言われると精神がある種の暗示のようなものにかかってしまいます。それに世間に迎合することで安心感を持ちます。映画評論家がいいと言うとそういうものだと自己暗示にかかります。アカデミー賞を取っていると凄い映画だと崇めてしまいます。
でも、結局映画なんて個人趣味だと僕は思うのです。ある映画に詳しい人は「いい映画は誰が見てもいいと思うものだ」と仰っていましたが、そんなの僕は容認できません。映画なんて人それぞれぞれによって評価は違うんです。アカデミー賞を取った映画より取らなかった映画のほうが優れていることもある。世間に迎合せずに自分で見ていいと思ったものを良いと言えばいい。それで他人に非難されてもいいじゃありませんか。「お前は映画を見る目がない」と言われても気にすることなんてありません。

世間を疑え、アカデミー賞を疑え、映画評論家を疑え、ひとまず自分がよかったと思ったものをいいと言えばいい。非難されて考えて自身が成長していけばいいんです。

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