子供相談室その3

2003年9月7日
質問「拉致された家族は日本政府は敵だった、もしくは社会党、社民党は敵だった、と言っています何故ですか。」
回答「社会党、社民党は極めて親北であったのは有名です。その訳は色々と裏があります。まずわかりやすいのは共産主義への思い入れがあったことがあげられます。(共産主義は理念的にはそれはそれで優れたものです。マルクスがもともと唱えた考えですが民主主義にはどうしても貧富の差が生まれてしまったり社会に矛盾することが出てきます。社会的弱者が生まれてしまうのも民主主義の宿命です。民主主義も完璧とは程遠いのではありますが弱者への配慮を重視した政策も可能です。政府には大きな政府、小さな政府といわれるものがあります。大きな政府とは国民から税金を沢山取る代わりに国が国民の生活に積極的に貢献しようとする考えです。福祉国家とも言われます。一方小さな政府とは政府の仕事を極力押さえ政府の担う活動を最小限にとどめるようにする考え方です。このように民主主義でもやり方によっては民主主義の弱点を補完する方法はありますし、それを実践している国もあります。共産主義が廃れていった背景は、理念は素晴らしいのですがどうしても際立った中央集権システムとなり易く事実上の独裁国家となってしまう可能性が排除できないことです。当然権力を持った人間というのは権力に溺れてしまい自分の都合のいいように国家を運営しだします。ソ連のレーニン、北朝鮮の金日成、金正日が有名です。言わば、理念は素晴らしいが「権力をもった人間の心理」を考えていなかった分、机上の空論だったと言えると思います。また、それを監視する機関を持たなかった、もしくは権力の分散をして互いに監視しあうことを考えていなかった分民主主義の現実的な理論に比べて劣っている部分だといえます。)次に社民党が北朝鮮に肩入れしていたのは平和というものを誤った形で認識してきた背景があります。彼らの選挙時のポスターを知っていますか?憲法改正は阻止します、憲法9条は守ります。日本の平和憲法は素晴らしく守られるべきです、というものです。ここは、小学生から学んだ人たちは「そうだ、そうだ。日本国憲法は素晴らしいのだ」と教育を受けていますから思わず同意してしまうところです。ここにも裏があり、日教組などの労働団体が子供たちに「そう教えよう」とある意味洗脳ともいえる教育をしてきたためです。それを受けて育った子供は社民党の公約を見て、「素晴らしい」と思ってしまうのです。ここのあたりの詳しい話は省きますがこの思想は国際情勢を見る上で危険な考えともいえます。社民党、社会党が北と親しかったのは「平和」がキーワードのひとつでした。彼らにとって困るのは平和憲法を阻害するものです。平和憲法は「日本を侵略する国が存在しない」という前提がどうしても必要になります。そうしないと軍隊は必要だ、との意見に反論できないからです。日本周辺で日本を侵略する可能性が高い国はどこでしょうか?これは自明ですね。そうです。北朝鮮です。社会党、社民党は「北朝鮮は平和な国だ。日本侵略の可能性などない」とアピールすることで党の考えを正当化してきたのです。そこで、社会党、社民党は北朝鮮と親密になっていった背景があります。「拉致された家族は日本政府は敵だった、もしくは社会党、社民党は敵だった」と述べています。これは日本政府の中に、自民党の中にも親北の政治家がいたことも事実でそれらの人が拉致問題よりも支援を優先してきた事情があるからです。これは「有力な政治家で右翼政治家が自民にもいた」ことや自民の中でも「支援された米などは朝鮮労働党に渡ったり階級の上の人にしか事実上行き渡らないこと」を何の確認もせずに送り続けていた怠慢も責任を問われるべきです。これらの事実は脱北証言や大韓民国事件で北の悪事が分かっていたはずなのにそれを黙殺してきた政府だから如何に日本は阿呆な政府だったかお分かりでしょう。外務省も拉致問題よりも国交正常化を優先してきたために拉致問題は見て見ぬ振りをしてきました。自民もしかり。社会党、社民党への批判は親北が相当に過剰だったことが顕著だからです。社民党のホームページには拉致は根拠のないものだ、という論述が拉致問題が話題になる前に載っていたほどで、北朝鮮がいうことをそのまま鵜呑みにしてきたからです。社民党は拉致事件が取りざたされたあと「北朝鮮が拉致がないといっていたから我々はそう思った。びっくりしている」などとまったく持って阿呆をさらけ出しています。北がまともな国家ではないことなんてずっと昔から誰もが判っていたはずです。また、辻本元議員は「8人やそこらの拉致疑惑で国交正常化が遅れるのはどうかと思う」などと発言してきました。これは拉致問題が大きくとり沙汰される前ですが如何に親北だったか判るコメントでもあります。また、タレント議員だった田嶋元議員は北朝鮮問題と絡んで「拉致事件が社民党が関与していたのを知って辞めた」と善人面していましたがこれも大きな間違え。誰もが知っていた基本的なことすら勉強していなかった彼女の無知を全国民にさらけ出したのも同然です。仮にも彼女は法政大学で講義をしていました。大学の講師たるものこの程度の政治的認識しか持っていないことは恥ずべきことですし、政治家になる以上はこのくらいは抑えておきたい事実です。結局タレント議員の実情をさらけ出したお寒い事例でしょう。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

日記内を検索