映画、「シンドラーのリスト」を観る。多くは語るつもりはない。レビューと実際の映画を見ていただいた方がいい。私などの文章力では伝えきれない。
ちなみにオスカー・シンドラーの墓はhttp://fmt.pobox.ne.jp/travelogue.page/middle_east/cme_c15.html
で見ることができる。

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今日の出来事はこの日記を読んでいるある特定の方が知っている可能性が極めて高い。まあ、何時かこの日は来るとは思っていたがそろそろ来たようですね。

その方へメッセージです。今日は大変お世話になりました。私はあなたを医師として大変尊敬しております。あの言葉は決してあなたを批判したわけではないことをわかってほしい。あるサイトにて批評文を書いたのは私です。現在、薬の出し方に文句はありませんよ。

精神科医がどういう立場かは私なりに知っているつもりです。精神科医ってその人の裁量が大きいですよね。あなたはあなたなりにベストを尽くしてくれた。大いに感謝しています。あなたは僕から「東京の大学病院の元主治医へ相談したい」という言葉を聞いてショックだったと思います。それは、あなたを見下しているのではありません。私はここであなたに約1年お世話になりました。その間、言うことを聞かない私に忸怩たる思いで接してきたと思います。元主治医も言っておられました。「君は日本で片手で数えることのできる程、睡眠薬を飲んでいる受験生だな」。あははは。

元主治医とはあなたの想像以上に凄まじいやり取りをしてきました。今になってはそれはすべて若気の至りだったのですがね。私の過ちです。恥ずかしい過去です。

詳しくお話をしましょう。僕は、とある大学病院の精神科の主任の前で何度も偉そうな口をきいてきました。お名前はあなたのお手元にある紹介状の差出人です。実は、私は酷い時は1週間に3度も通院していたんですよ。毎回、主治医とは多くの時間を使い接してきました。何時もほかの患者さんに迷惑を掛けてきました。僕は変な患者でしてね。

紹介状に書いている言葉。あれは何だか分かりませんよね。「医学部志望」とか書いていますよね。かつて私は医学部を目指したんですよ。大学を休学して。

ちょっと余談ですが・・この日記を昔から読んでいる人は知っていますが最近の人は知らないと思うんです。言っておきますが私は医学部を目指し挫折した人間です。この日記はそもそも医学部を目指すために始めた日記でした。

私は医者になりたかったんですよ。大学に籍を置きつつ医学部受験を始めた。もともと精神的に弱かった私の一つの賭けでした。毎日12時間は勉強してやる、とkoko氏を目指し勉強してました。リアルタイムで彼と勉強時間を争っていて楽しかったですよ。彼は2chで、僕はこの日記で勉強時間を書いていました。彼は2chの有名人でw。あの時は不思議と楽しかったなあ〜。彼はいっつも12時間以上勉強しているんですよ。内心「こいつには絶対に負けねえ」と思っていました。

元々精神的に弱かった僕でしたが自らに過度のプレッシャーと課題を課し、毎日それを実行していきました。体調が激変したのは勉強を始めてすぐでした。症状に耐えつつ勉強をしました。体調は今まで体験したことがなかったほど酷い物だったのは事実です。髪の毛が恐ろしい抜け方をしていきました。ストレスです。夜は眠れませんでした。睡眠薬は翌日ろれつが回らなくなるほど飲まないと効かなかった。抗鬱剤は集中力が減るからと言って最小限にとどめました。そのとき自分で人体実験をしていたんですよ。毎日飲んだ時間、量と主作用で効いてきた時間と、副作用がでて頭が鈍り始めた時間と、薬が切れる時間を記録していきました。それを主治医に渡したら「抗鬱剤の効き方ってのは違うんだよ。こういうグラフになる。それにそんな数日で効き目は出ない」とか医学部生に教えるように教えてくれました。何時からか僕は患者ではなく医学部生のように扱われていきました。頻繁に通って質問攻めにするからです。あるとき、主治医に暴言を吐いたときもありました。「日本の医療は遅れている。日本の医学部教授なんて古びた知識を教え込んでいるに過ぎない。外国の最新の論文なんてインターネットで手に入る。それなのに教えるのは古びた内容だ。もっと教授も勉強すべきだ。それがあるべき姿だと思う。患者に対する情熱が足りない。患者は全身全霊を傾けて治療に取り組んでいる。なのに、医師はやっつけ仕事だ。お宅の大学の医師もみんなそうだったよ。患者に対する、治療に対する情熱が全く感じられない。ここは私大で金持ちばっかり。貧乏人の病んだ人間の苦悩なんてわかりっこない。どうせここの大学の医学部教授も論文なんて書いてばかりでしょ。何で主任のあなたが診察している中で一番えらくて教授は出てこないのさ。」

彼は黙って僕の暴言を聞いていました。
次の診察のとき、ワザと外国の論文を机の上に置いていた。あのときには内心笑った。

僕は何時しか主治医を「先生」と呼ぶようになっていったんですよ。主治医は僕を「できることなら医者にしてやりたい」と言ってくれた。まあ、建前ってやつですね。

でも、悪化する病状を見て「他にも道はある」って言い出した。診察のたび「頭が働かない。朝食べたものが思い出せない。物事が記憶できない。でも、勉強だけはしている。でも、やっぱり頭に入らない」と涙ながらに訴える僕に主治医は説得をしてくれた。「もう無理だよ。」って。それでも数ヶ月粘った。

結果は知っての通り。

そういうわけで主治医には特別な思い入れがあるんです。主治医との最後の診察で、主治医は何回も僕を呼びとめ「頑張れよ、これから頑張れよ。」っていってくれました。禁句だった「頑張れよって」言葉の連発。あれには苦笑い。

だから元主治医は僕にとって特別な存在なんです。
働くこと自体無謀ですよね。でも、わかってほし
い。精神科医は精神病患者の将来の面倒を一生見てくれますか?違うでしょ。患者に選択権はある。患者の人生だからさ。失敗したら俺の責任。それは覚悟の上ですよ。

ほかの病院に行くことはしませんよ。元主治医の紹介してくれた病院だからね。どっかで繋がってたいんですよ。

まあ、今後もよろしくお願いします。ちなみに受付の彼女は変に気を使わせないでください。見るだけで僕は幸せだから。ふふふふ。ストーカーにならんから大丈夫。

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