だから、マニフェストって言うなや
2003年10月11日最近マニフェストという言葉がテレビでよく言われる。正式な訳は私も英語をまったく勉強しなくなったのでわからないが、政権公約、の意味だそうだ。だったらそう言えばいい。マニフェストなんぞ小難しい言葉を使うと英語を知らないおばさん、お爺さんなどはお困りのはずだ。わかり易い表現にするのも投票者に対する配慮ではないのか。
選挙は事実上、自民党と民主党の対決と見られる。自民党は諸事情により改革は民主よりもしにくいと見ている。やはり自民はしがらみが多すぎるのだ。その意味では個人的には民主党が勝ったら面白いと見ている。ただ、自民が勝つとは思うから期待はしていない。
自民は高速道路民営化を持ち出す。昨日の夕方のニュースでやっていたが(報道特集)、道路族の抵抗はかなりあるようだった。族議員、糞食らえである。私はこの族議員というのが死ぬほど嫌いだ。選挙では特定の利益を得ようとする人々に投票をお願いし、当選すれば利益のために、そのためだけに動く。なんと古めかしいのだろうか。憲法だか法律だか忘れた(記憶が消えていく・・・・)が「当選した議員はその投票してくれた地域の人々のために活動するのではなく、国民全体のために活動すべき」という趣旨の文言があったはずだ。まるで守られていない。というか昔から守られていないんだけどね。
大学では議会制民主主義が上手く機能しなくなっているので圧力団体が出てきた、と習ったはず。こういうアンフェアな腐った政治はやはり改められるべきだとは思う。国民のために政治は動くのではなく「特定の団体」のために政治は動いてきたのである。
民主は高速道路無料化を持ち出した。このことを提案した人物が番組で語っていた。(ちなみにこの人民主の人ではなく私人のようだ)彼によれば「民営化してもその付けは結局国民が払うことになる。実は高速道路の借金で問題なのはその利子であり、金利が低い今こそ借り入れて払い返済していけば将来に金利が上がって返済するよりも安くむ。」のだそうだ。彼の意見を丸ごと受け入れたのが民主のマニファスト(政権公約)になったようだ。しかも、道路族がはびこる自民では一般道路の予算の取り分が聖域になっていて減らせない。そこを民主が政権をとれば減らせる、とも。
しかし、両者に欠けているものは弱肉強食型の今の社会の変革である。競争に敗れると容赦なく切り捨てられる。少し間に行われた「国民生活に関する世論調査」では日常の生活に不安を感じる人は67%。調査を開始して以来過去最悪の数値となった。年間自殺者数は5年連続で3万人を越している。そのうち、経済、生活苦によるものは昨年7000人を超えた。小泉氏は「痛みに耐えよ」と言ったが、痛みに耐えれない人はこんなにも居たのである。民主もこの点では政権公約は不十分。今の状態が状態だけに仕方のない面はあるが道路建設と人の命を助けるのがどっちが大切か。自明である。特定の団体の利益を優先するのと人の命を助けるのとどっちが大切か。自明である。
選挙は事実上、自民党と民主党の対決と見られる。自民党は諸事情により改革は民主よりもしにくいと見ている。やはり自民はしがらみが多すぎるのだ。その意味では個人的には民主党が勝ったら面白いと見ている。ただ、自民が勝つとは思うから期待はしていない。
自民は高速道路民営化を持ち出す。昨日の夕方のニュースでやっていたが(報道特集)、道路族の抵抗はかなりあるようだった。族議員、糞食らえである。私はこの族議員というのが死ぬほど嫌いだ。選挙では特定の利益を得ようとする人々に投票をお願いし、当選すれば利益のために、そのためだけに動く。なんと古めかしいのだろうか。憲法だか法律だか忘れた(記憶が消えていく・・・・)が「当選した議員はその投票してくれた地域の人々のために活動するのではなく、国民全体のために活動すべき」という趣旨の文言があったはずだ。まるで守られていない。というか昔から守られていないんだけどね。
大学では議会制民主主義が上手く機能しなくなっているので圧力団体が出てきた、と習ったはず。こういうアンフェアな腐った政治はやはり改められるべきだとは思う。国民のために政治は動くのではなく「特定の団体」のために政治は動いてきたのである。
民主は高速道路無料化を持ち出した。このことを提案した人物が番組で語っていた。(ちなみにこの人民主の人ではなく私人のようだ)彼によれば「民営化してもその付けは結局国民が払うことになる。実は高速道路の借金で問題なのはその利子であり、金利が低い今こそ借り入れて払い返済していけば将来に金利が上がって返済するよりも安くむ。」のだそうだ。彼の意見を丸ごと受け入れたのが民主のマニファスト(政権公約)になったようだ。しかも、道路族がはびこる自民では一般道路の予算の取り分が聖域になっていて減らせない。そこを民主が政権をとれば減らせる、とも。
しかし、両者に欠けているものは弱肉強食型の今の社会の変革である。競争に敗れると容赦なく切り捨てられる。少し間に行われた「国民生活に関する世論調査」では日常の生活に不安を感じる人は67%。調査を開始して以来過去最悪の数値となった。年間自殺者数は5年連続で3万人を越している。そのうち、経済、生活苦によるものは昨年7000人を超えた。小泉氏は「痛みに耐えよ」と言ったが、痛みに耐えれない人はこんなにも居たのである。民主もこの点では政権公約は不十分。今の状態が状態だけに仕方のない面はあるが道路建設と人の命を助けるのがどっちが大切か。自明である。特定の団体の利益を優先するのと人の命を助けるのとどっちが大切か。自明である。
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