やっぱり・・・・・

2003年10月13日
http://www.asahi.com/politics/update/1016/001.html

やっぱりこうなった、という感想である。イラクの復興支援についてだ。最も注意すべき点、それは、イギリスの支援額である。なんとイギリスの支援額は日本のそれに比較してかなり少ないのである。あ〜、やられた、という感想だ。イラクには元々日本からの援助で作られた建物が多数あったのだ。それをイラク戦争で破壊されて、また日本が復興支援をする。それもアメリカに次ぐ額を支援するのである。

湾岸戦争の時、日本は多額の支援をしたがアメリカ大統領が感謝の意を表明した中に日本の名前は含まれていなかった、と記憶している。

日本は金だけ出しやがって、というのが世界各国からの低い評価につながった。

湾岸戦争の時は、まあ、致し方ない戦争であった。しかし、イラク戦争はそうではない。アメリカの単独行動で始まった戦争である。それにイギリスも追随した形だ。会戦時彼らは嘘の証拠を見せ世界を納得させようと努めた。しかし、証拠が出ないとみるや、いつのまにか戦争の大儀はすりかえられていた。イギリスではうその証言をしたとされる人物が自殺をした。この戦争は嘘で始まった戦争であった。危険な先制攻撃の前例を作ってしまった。

日本は今回、自衛隊派遣を検討している。自衛隊は入ったからにはこういう事態もあると覚悟しておけ、というのが私の持論だが、とある評論家いわく「自衛隊はそもそも海外で活動するという名目で訓練をしていない。自衛隊派遣は何の準備も経験のない彼らを本当の戦場へ送り込んでしまう。大変危険だ」という。ある現職自衛官の話では「私は日本国を守るということで自衛隊に入隊した。しかし、今回のイラクへの派遣が現実のものとなれば話が違う。アメリカの単独行動で始まった戦争の尻拭いを何故我々はしなければならないのか。日本国を守るのなら命をかけるがそうでない今回は命をかけてまで派遣されるのは不本意である」とのことだそうだ。

いずれにせよ、日本もやっぱり負担せざるを得なくなった。戦争の大儀はすりかえられたまま、イラク国民がどれほど死んだか分からぬまま、そして、戦争前に日本は何も自国の主張を出来ぬままに戦後の尻拭いをさせられる。こんなことを納得していいのか。否。

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